そのモヤモヤ、実は“思考のクセ”かも? 〜ぐるぐる思考から自由になるヒント〜

自己成長

「なんで私はいつもこうなんだろう…」「また同じことで悩んでる…」
そんな“ぐるぐる思考”にハマったことはありませんか?

何か嫌なことがあると、どんどんネガティブに考えてしまって、心が落ち着かない。
「このままじゃダメだ」と思っても、気持ちが追いつかない。
――実はそれ、“あなたのせい”じゃないかもしれません。

もしかしたらそれ、「思考のクセ」が原因かも。

本記事では、ぐるぐる思考の正体をひもとき、落ち着いた精神状態へと導くヒントをご紹介します。

読み終えるころには、きっとあなたの心に少し余白が生まれているはず。
「自分を責めるの、もうやめよう」そんな気持ちになれる記事です。

  1. あなたの思考、こんなクセありませんか?
    1. ぐるぐる思考は“感情”ではなく“思考”が引き金
    2. 「自動思考」とは?
    3. ここでチェック!
  2. あなたを縛る10個の「認知のゆがみ」
    1. ① 全か無か思考(白か黒かで判断しがち)
      1. こんなセリフ、心当たりありませんか?
    2. ② 一般化のしすぎ
      1. 「いつも」「どうせ」「みんな」は危険ワード
    3. ③ 早まった結論
      1. 確証がないのに「きっと〇〇だ」と決めつける
    4. ④ マイナスのフィルター(ネガティブだけに注目する)
    5. ⑤ ポジティブなことの否定(いいことを受け取れない)
    6. ⑥ 感情的決めつけ(気分=事実だと思い込む)
    7. ⑦ 「べき」思考(〜すべき/〜すべきでない に縛られる)
    8. ⑧ レッテル貼り(自分や他人をひとことで決めつける)
    9. ⑨ 個人化(なんでも自分のせいにしてしまう)
    10. ⑩ 被害者意識(他人や環境に責任を押し付ける)
  3. 思考のクセに気づくと、感情がやわらぐ
    1. 思考が変われば、感情も変わる
    2. 眼鏡を外すように、自分の“レンズ”に気づこう
      1. ✅ こんな風に試してみよう!
    3. 🌸思考のクセに気づいた先には…
  4. どうすれば「思考のクセ」に気づけるの?
    1. 「あ、いま私こんな風に考えてるな」に気づく習慣
    2. 「思考のチェックリスト」を活用してみよう
      1. ぐるぐる思考になりがちなパターン10選(再掲)
    3. ✅やってみようワーク!
    4. 🌼気づくことは“責める”ことじゃない
  5. ぐるぐる思考から自由になる3つのステップ
    1. ①「今、自分は何を思った?」と立ち止まる
    2. ②「この考え方、誰かのフィルターがかかってない?」
    3. ③「もっと柔らかく」考えられないか自分に問いかける
    4. 🌟この3ステップが、あなたの心の“止まり木”になる
  6. 自分を苦しめる「クセ」を手放すには?
    1. 完璧を手放して、“まぁいっか”を許す
      1. ✅「完璧を手放す」プチ練習
    2. 「ネガティブ」を否定しない。“見る”だけでOK
      1. ✅まずは「見るだけ」でOK!
    3. 💡「ゆるめる」ことが“はじまりの一歩”
  7. まとめ

あなたの思考、こんなクセありませんか?

「なんで私ばっかり…」「また同じこと繰り返してる…」
そんな“ぐるぐる思考”にハマってしまった経験、ありませんか?

たとえばこんなシーン――

  • 挨拶したのに無視された。
  • 上司に注意されてからずっとモヤモヤしてる。
  • SNSの投稿に「いいね」が少なくて落ち込んだ。

こういうとき、「私は嫌われてるのかも」「また失敗した」って、自分を責めてしまったこと、ありませんか?

実はそれ、「感情」よりも先に、あなたの「思考のクセ」が関係しているんです。

「えっ、考え方が原因?」と思った方。
そう、感情は“勝手に湧いてくるもの”ではなく、思考を通して生まれてくるものなんですよ。


ぐるぐる思考は“感情”ではなく“思考”が引き金

ちょっと想像してみてください。

朝、ゴミ出しに行って、近所の人に「おはようございます!」と元気に挨拶したのに、
向こうは何も言わずにスーッと行ってしまった。

…さあ、このとき、あなたはどう感じますか?

  • 「え、無視された? 私、何かした?」と不安になる
  • 「こっちは挨拶したのに!なんて失礼な人!」とイラっとする
  • 「どうせ私なんて…」と勝手に落ち込む
  • あるいは「何か悩みでもあるのかな?」と気にしない

――実は、起きた出来事は同じでも、反応は人それぞれ。

この違い、何だと思いますか?

そう、「そのとき頭に浮かんだ“心のつぶやき”」=“思考”が違うからなんです。

「無視された=私は嫌われてる」
「返事がない=失礼な人だ」
「きっと私が嫌われてるんだ」

こうした“無意識の解釈”が、感情を引き起こすんです。


「自動思考」とは?

心理学ではこの「無意識につぶやいている思考」のことを、「自動思考」と呼びます。

例えば、

  • 「私、またやらかした…」
  • 「絶対ダメだ…」
  • 「やっぱり私には無理」

こんな風に、自分でも気づかないうちに、クセのように浮かんでくるセリフ。
それがあなたの気分や行動に大きな影響を与えているんです。

「なんか今日ずっとモヤモヤしてるな…」という日は、実はその前にネガティブな“自動思考”が走っていたのかもしれません。

自動思考は、自分の“思い込み”や“過去の体験”がベースになっていることが多く、
気づかないまま放っておくと、「ぐるぐる思考」のループに巻き込まれてしまいます。

でも大丈夫。
この自動思考に「気づく」ことができれば、思考の流れは変えられるんです。


ここでチェック!

あなたはこんな思考、していませんか?

  • 「どうせ私なんて…」と決めつける
  • 「また同じ失敗をするに違いない」と思い込む
  • 「みんなが私を嫌ってる」と感じてしまう

このような思考グセに気づいたら、まずはこう問いかけてみてください。

💭「本当にそれ、事実?」
💭「他の見方もできるかも?」
💭「その“思い込み”、いつから持ってた?」

この「気づき」が、あなたの心を少しずつラクにしてくれます。

あなたを縛る10個の「認知のゆがみ」

私たちの思考には、知らず知らずのうちに“クセ”が染みついています。
しかもそのクセ、けっこう強力で、自分の感情や行動まで左右してしまうんです。

では、その「思考のクセ」=「認知のゆがみ」って、具体的にどんなものがあるのでしょうか?

ここでは代表的な10個のうち、まずは上位3つをご紹介します。
読みながら「これ、自分かも…」と感じたら、それがまさに“気づき”の第一歩です✨


① 全か無か思考(白か黒かで判断しがち)

「完璧じゃないと意味がない」
「一度でも失敗したら、もう終わり」
そんな風に“100点か0点か”で物事を捉えてしまう思考グセ、ありませんか?


こんなセリフ、心当たりありませんか?

💭「ダイエット中なのにクッキー食べちゃった…もうどうでもいいや!」
💭「この企画、1つミスがあった。全部台無しだ…」
💭「一度反論された=あの人は私のことを否定してる!」

…うん、思い当たるフシがある方、多いんじゃないでしょうか?

この“全か無か思考”は、自分にも他人にも厳しくなってしまいがち。
「完璧じゃなきゃダメ」という縛りが強く、ちょっとのミスで自己否定につながることも…。

でもね、本当は、グレーでもいいし、途中でもOKなんです。
ケーキを1個食べた=全て台無し、じゃない。
ひとつのミスで、あなたのすべてが否定されるわけでもありません。

🌱【やってみよう】
→「今日はちょっとゆるんじゃった。でもまた戻せばいいや♪」
→「一部分は失敗したけど、全体としてはよくやった!」

こうやって“余白”のある考え方にシフトしてみると、心がぐっと軽くなりますよ☺️


② 一般化のしすぎ

「いつも失敗する」
「どうせ私なんて」
「みんな私のことを嫌ってる」

――こんなフレーズ、無意識に使っていませんか?


「いつも」「どうせ」「みんな」は危険ワード

たとえば:

💭プレゼンがうまくいかなかった →「やっぱり私、いつもダメなんだ」
💭3人に断られた →「どうせ誰も私のことなんて認めてくれない」
💭同僚に冷たくされた →「もうみんな私のことを嫌ってるんだ…」

これ、実は “事実”ではなく“思い込み” の可能性が大なんです。

冷静に考えれば、「たまたま」「一部」「一度」なのに、
脳は“全部そう”と決めつけてしまう。

こういう「一般化のしすぎ」があると、未来への希望がどんどん削られていきます。
結果、「挑戦しない」「心を閉じる」など、行動もどんどん縮こまってしまうんですね。

🌱【やってみよう】
→「今回はたまたまだったかも」
→「全員じゃなくて、数人の話かも」
→「次は違う結果になるかもしれない!」

たったこれだけで、視野がふわっと広がって、次の一歩が踏み出しやすくなりますよ🌈


③ 早まった結論

「あの人、私のこと嫌ってるに違いない」
「LINEの返信がない=怒ってるんだ」
「またきっと失敗する…」

――え?それ、本当に“確かなこと”ですか?


確証がないのに「きっと〇〇だ」と決めつける

例えばこんな場面:

📱朝送ったLINEに夜まで返事がない
→「あー…やっぱり私、嫌われてるのかも…」

でも、次の日「昨日、風邪で寝込んでた〜ごめん!」なんて返事が来て、
「あれ?思い込みだった…」って経験、ありませんか?

早まった結論の怖いところは、**“証拠がないのに信じてしまう”**こと。

しかも厄介なのは、その思い込みに基づいて行動まで変わってしまうこと!

たとえば:

💭「私はきっと見捨てられる」→何度も「私のこと好き?」と確認する
💭「この上司は私を嫌ってる」→距離を取ってしまう
💭「どうせまた失敗する」→最初からやる気が出ない

そして…本当にそうなってしまったように感じて、
「ほら、やっぱり…」と、自分の思考が“正しかった”と誤解してしまう。

これを心理学では**自己成就予言(じこじょうじゅよげん)**とも呼びます。

🌱【やってみよう】
→「まだ何も分からないから、決めつけるのはやめておこう」
→「他にも理由があるかもしれない」
→「本当にそう思っているのか、聞いてみよう」

このひと呼吸で、自分も相手もラクになります✨

④ マイナスのフィルター(ネガティブだけに注目する)

💭「たった1つのミスで全部ダメ」
💭「あの人、私のこときっと嫌ってる…」

――たとえ10個中9個がうまくいっても、
1つのミスにばかり目がいってしまう…そんな経験ありませんか?

これが「マイナスのフィルター」。
自分にも、相手にも、“いいところ”が見えにくくなってしまいます。

🌱【やってみよう】
→ 意識して「よかった点」を3つ書き出してみる!

ポジティブな情報をスルーしてしまうクセを、少しずつ整えていきましょう✨


⑤ ポジティブなことの否定(いいことを受け取れない)

💭「そんなのたまたまだよ」
💭「褒められても本心じゃないと思う…」

せっかくの褒め言葉や成功体験を「でも…」「どうせ…」で跳ね返してしまうのがこの思考。

自分の良さを認められないと、自己肯定感もどんどん下がってしまいます。

🌱【やってみよう】
→ 「ありがとう」「うれしい」を素直に受け取る練習!

まずは「うん、がんばった!」と、自分で自分を認めてあげましょう☺️


⑥ 感情的決めつけ(気分=事実だと思い込む)

💭「なんか嫌な感じがする=絶対うまくいかない」
💭「イライラする=きっとあの人が悪い」

感情は“サイン”だけど、“真実”ではありません。

不安や怒りが湧いたからといって、それが現実とイコールになるとは限らないんです。

🌱【やってみよう】
→ 「私はいま○○と感じている。だからといって、事実とは限らない」と唱えてみる!

感情と事実を分けるだけで、冷静な判断力が戻ってきますよ✨


⑦ 「べき」思考(〜すべき/〜すべきでない に縛られる)

💭「もっと頑張るべきだった」
💭「失敗なんて、してはいけない」
💭「ちゃんとしなきゃ!」

こういう「ねばならない」に縛られすぎると、心がキューッと窮屈になります。

しかもそれが他人に向いたとき――
「あの人はもっと○○するべきなのに!」と怒りや苛立ちにもつながるんです。

🌱【やってみよう】
→ 「〜べき」を「〜できたらいいな」に言い換えてみる

例:「早起きすべき」→「早起きできたら気持ちいいかも!」

自分にも他人にも、ちょっと優しくなれますよ🍀


⑧ レッテル貼り(自分や他人をひとことで決めつける)

💭「私はダメ人間だ」
💭「あの人は無神経」
💭「どうせ私って、そういう人間だし」

この“決めつけ”って、言葉にするほど自分を縛ってしまうんです。

ミス=無能、遅刻=ダメ人間…そんなレッテルは必要ありません。

🌱【やってみよう】
→ 状況や行動に言い換えてみる
例:「私はダメ人間だ」→「今回は失敗した。次はどうしようか」

ラベルではなく、プロセスを見る習慣を🌟


⑨ 個人化(なんでも自分のせいにしてしまう)

💭「チームの雰囲気が悪い=私のせい?」
💭「あの人、機嫌悪そう=私、何かしたかな…」

――その出来事、本当に“あなた”のせいでしょうか?

この思考は、「自責」のようでいて、実は“自分中心”な解釈。
もっと広く・客観的に見れば、別の要因があるはずです。

🌱【やってみよう】
→ 他の理由を3つ想像してみる

「体調が悪かったのかも」
「忙しくて余裕がなかったのかも」
「ただの偶然かも?」

これだけで心の重さがふっと和らぎます🌬️


⑩ 被害者意識(他人や環境に責任を押し付ける)

💭「こんなに大変なのは、上司のせい」
💭「うまくいかないのは、周りの協力がないから」
💭「どうせ自分には無理な環境なんだ」

確かに理不尽なこともあります。だけど…
「全部周りのせい」にしてしまうと、自分の可能性まで手放してしまうことに。

🌱【やってみよう】
→ 「じゃあ、自分にできることってなんだろう?」と問いかけてみる

被害者ではなく、“主人公”として動き出すと、世界の見え方が変わりますよ✨

思考のクセに気づくと、感情がやわらぐ

「なんでこんなにモヤモヤするの?」「また落ち込んでる…」
――そんなとき、つい感情をどうにかしようとしていませんか?

でも実は、感情を無理やり抑え込むよりも、
もっとスムーズに心が落ち着く“入り口”があるんです。

それが「思考に気づくこと」。

そう、私たちの感情って、
“勝手に湧いてくるもの”じゃなくて、“思考が引き金”になって生まれているんです。


思考が変われば、感情も変わる

たとえば、こんなことありませんか?

📱 朝、LINEしたのに夜まで既読スルー →「私、嫌われた?」と不安になる
💬 上司が無表情だった →「怒ってるのかも…」と焦る
👂 同僚が無言だった →「無視された?」とイラッとする

――でも、ちょっと待って。

これって実際に「嫌われた」「怒られた」「無視された」って証拠、ありましたか?

ただ「返信がない」「表情が硬い」「言葉がない」っていう“出来事”があっただけ。

そこに「きっと〇〇だ」と意味づけをしたのは、自分の“思考”なんですよね。

💡思考:「私、嫌われてるかも…」
 ↓
💧感情:「不安・悲しみ・落ち込み」

でももしこのときに、

💡思考:「忙しいだけかも」「体調悪いのかも」
 ↓
☀️感情:「まあ、仕方ないか〜」

こんな風に捉えられたら、気持ちがやさしくほどけていくの、想像できませんか?


眼鏡を外すように、自分の“レンズ”に気づこう

思考って、実は「世界を見るためのメガネ」みたいなもの。
しかもこのメガネ、ひとりひとり色が違うんです。

🔶ある人はピンク色のレンズで「世界は優しい」と見る
🔵ある人はグレーのレンズで「どうせうまくいかない」と見る
🟠またある人はブルーのレンズで「私はダメだ」と見てしまう

あなたが見ている世界は、“現実”ではなく、
あなたの“思考のレンズ”を通した世界なのかもしれません。

でもね、怖がらなくて大丈夫。

このレンズ、外せるんです。しかも、ちょっとずつでいいんです。


✅ こんな風に試してみよう!

💬【1】モヤっとしたとき、感情より「思考」を書き出してみる
👉「私はどう考えたから、こんな気持ちになったのか?」

💬【2】その考えに「本当にそうかな?」と問いかけてみる
👉「それ、証拠はある?」「他に見方はある?」

💬【3】別のメガネで見てみる練習をしてみる
👉「友達ならどう感じるだろう?」「5年後の自分なら?」

ちょっと視点を変えるだけで、
心の風景は、思った以上に明るくなるものです。


🌸思考のクセに気づいた先には…

  • モヤモヤに飲み込まれる回数が減る
  • 不安やイライラの正体が見えてくる
  • 自分を責めずに「お疲れさま」と言えるようになる
  • 気持ちに余裕ができて、人間関係もラクになる

思考は、自分で選べる。

だからこそ、「私は今、どんなメガネをかけてるんだろう?」と気づくことが、
落ち着いた心、そして幸せへの第一歩になるんです。

どうすれば「思考のクセ」に気づけるの?

「モヤモヤするけど、理由がよくわからない…」
「気づいたら、また同じことで悩んでた…」

こんな経験、ありませんか?

それ、もしかしたら「思考のクセ」が原因かもしれません。

でも大丈夫。
思考のクセは、「気づく」だけでも、かなり心が軽くなるんです✨

じゃあ、どうやって気づけばいいの?
ここでは、カンタン&楽しくできる方法をご紹介します!


「あ、いま私こんな風に考えてるな」に気づく習慣

まず最初に大切なのは、“感情”じゃなくて“思考”に目を向けること。

たとえば…

💧ムッとしたとき →「なんでイラッとしたんだろう?」
💧落ち込んだとき →「私、今どんな言葉を心の中でつぶやいた?」

感情に飲み込まれる前に、
ちょっと立ち止まって「心のセリフ」に耳をすませてみましょう。

最初は難しくても、続けていくとこんな風に変わってきます👇

🧠Before:「なんかツラい…」
🧠After:「“どうせ私なんて”って考えてるからツラいのかも!」

思考に気づくことができると、感情に振り回されず、
自分を俯瞰して見られるようになってくるんです。


「思考のチェックリスト」を活用してみよう

でも、思考って無意識に湧いてくるもの。
「気づこうと思っても気づけない…」そんな日もありますよね。

そんなときは、チェックリストが便利!

✅ 自分の思考を「視える化」することで、クセに気づきやすくなります。


ぐるぐる思考になりがちなパターン10選(再掲)

🔲 ① 全か無か思考
 →「完璧じゃないと意味がない」「失敗=全部ダメ」

🔲 ② 一般化のしすぎ
 →「いつも」「どうせ」「みんな」「誰も」…って決めつけてない?

🔲 ③ 早まった結論
 →「きっと〇〇だ」と決めつけて、不安や怒りに引っ張られてない?

🔲 ④ マイナスのフィルター
 → 良いことがあっても、悪いことばかり気にしてない?

🔲 ⑤ ポジティブなことの否定
 → 褒められても「たまたま」「社交辞令でしょ」と思ってない?

🔲 ⑥ 感情的決めつけ
 →「なんかイヤな感じ」だけで物事を判断してない?

🔲 ⑦ 「べき」思考
 →「〇〇すべき」「△△でなければならない」に縛られてない?

🔲 ⑧ レッテル貼り
 →「私はダメ人間」「あの人は最悪」って決めつけてない?

🔲 ⑨ 個人化
 → 何でも自分のせいにして、必要以上に背負ってない?

🔲 ⑩ 被害者意識
 →「全部あの人のせい」「環境が悪い」と感じてない?


✅やってみようワーク!

1日の終わりに、次のように振り返ってみてください👇

📝 今日一番モヤモヤした場面は?
📝 そのとき、頭に浮かんだセリフは?
📝 上の10個のパターンのどれに近い?

たった3分でも、これをやることで、
自分の「思考のクセ地図」が少しずつ浮かび上がってきます。


🌼気づくことは“責める”ことじゃない

ここで大事なのは、

気づく=変える準備が整ったサイン
ということ。

「またやっちゃった…」じゃなくて、
「おっ!気づけた自分、えらい!」と自分をほめてあげてくださいね😊

「思考のクセ」は、誰にでもあります。
だからこそ、気づいたあなたは一歩先を進み始めています🌈

ぐるぐる思考から自由になる3つのステップ

「もうやめたいのに、頭の中で同じことがグルグル…」
「わかってるのに、不安や後悔が止まらない…」

そんな時こそ、試してほしい3ステップがあります。

誰でもできて、いつでもどこでもできる。
でも、やってみると不思議なくらい心がスーッと軽くなる。

そんな【ぐるぐる思考脱出プログラム】、一緒に始めてみませんか?


①「今、自分は何を思った?」と立ち止まる

まずはここから。

モヤモヤ、イライラ、ドーンと落ち込んだとき――
まずするべきことは、「感情」に飲まれないこと!

💡ポイントは、「感情」ではなく「思考」に注目すること。

たとえば…

  • 上司に軽く注意されたとき、「なんでこんな言い方するの!?」とムッとした
  • LINEの返信が遅くて、「きっと嫌われた…」と落ち込んだ

こんな時、ちょっと立ち止まってみましょう。

📝「私、今どんな言葉を心の中でつぶやいた?」
📝「どんな意味づけをして、この気持ちが出てきたの?」

💭「また失敗した。ダメだな…」
💭「やっぱり私は嫌われる」
💭「なんで私ばっかり…」

↑ これらが、ぐるぐるの“火種”になってるんです。

🌱【やってみよう】
→ ノートやスマホのメモに、思いつくままに書いてみる
→ 書くだけで、思考の“見える化”が進んで、客観視できます◎


②「この考え方、誰かのフィルターがかかってない?」

次にチェックしてみたいのが、「その思考、どこから来たの?」という視点。

たとえば…

  • 「ちゃんとしなきゃ!」って誰に言われた?
  • 「頑張らないと価値がない」って本当にそう?
  • 「失敗したら終わり」って、いつから思ってた?

これ、意外と“自分の本音”じゃないことが多いんです。

実は…

👨‍🏫 学校の先生の口グセ
👩‍👧 親の価値観
📱 SNSで見た“キラキラ投稿”
🧠 過去の失敗経験やトラウマ

こんな「誰かのフィルター」が、無意識にかかっているかもしれません。

🌈視点を変えるだけで、ぐるぐる思考はゆるんでいきます。

🌱【やってみよう】
→ 自分にこう問いかけてみる:
「それ、誰の声? 本当に“私の声”?」

→ そして「今の私は、どう感じたい? どう捉えたい?」と、
 自分の選択肢を取り戻してみましょう。


③「もっと柔らかく」考えられないか自分に問いかける

そして最後のステップは、“考えの角をとる”イメージ。

白か黒か
正解か不正解か
勝ちか負けか

――こんな「カチコチ思考」は、心にすごく負担をかけます。

💡でも、思考はもっと“ふわっと”していていいんです。

たとえば…

❌「こんな自分、ダメだ」
→ ⭕「ちょっと疲れてるのかも」

❌「あの人、最低!」
→ ⭕「相性が合わないだけかもね」

❌「私は弱い」
→ ⭕「感受性が強いだけかも」

🌱【やってみよう】
→ 「他にどんな見方ができる?」と自分に問いかけてみる
→ 友達に話すように、自分にやさしく言い換えてみる

💬「そう思っちゃったのね」
💬「そっか、そう感じるよね」
💬「まぁ、そんな日もあるさ」

“自分にツッコミ”じゃなくて、“自分にうなずく”ことから始めてみましょう🫶


🌟この3ステップが、あなたの心の“止まり木”になる

ぐるぐる思考から抜け出すには、
無理にポジティブにならなくてもいいんです。

ただ、

  1. 「今、私は何を考えてる?」と気づく
  2. 「これって誰の価値観?」と見直す
  3. 「もっと柔らかい考え方はあるかな?」と問いかける

この3ステップをくり返すことで、
あなたの心は、少しずつやさしく整っていきます🍀

さぁ、まずは今日1日を振り返って、
「今日のぐるぐる、どんな思考が火種だった?」と問いかけてみてくださいね📝✨

自分を苦しめる「クセ」を手放すには?

「わかってるけど、どうしても苦しい…」
「また同じことで悩んでしまう…」

そんな時、あなたの心をギュッと締めつけているのは、
“感情”ではなく、“思考のクセ”かもしれません。

でもね、クセは変えられる。
まずは「手放す」ところから、やさしくはじめてみましょう🌱


完璧を手放して、“まぁいっか”を許す

「ちゃんとやらなきゃ!」
「失敗しちゃダメ!」
「もっと頑張らなきゃ!」

――そんな“完璧主義”の呪文、無意識に唱えていませんか?

たとえば…

  • 資料の誤字に気づいて「もう最悪…」と落ち込む
  • 1日SNS投稿をサボって「やる気ない自分」に自己嫌悪
  • 子どもに強く当たってしまって「親失格だ…」と責める

でもちょっと待って。

💡人間って、そもそも“完璧じゃない”生き物なんです。

ミスしても、気分が乗らなくても、イライラしても、
それって“普通のこと”。

🌷自分にこう言ってあげませんか?

「まぁいっか。そんな日もあるよね」

この“まぁいっか”って、すごく大事な魔法の言葉なんです✨
自分の肩の力がスーッと抜けて、やさしい気持ちになれます。


✅「完璧を手放す」プチ練習

  • 洗濯物、畳まなくても命に関わらない!
  • たまには即席味噌汁でもOK!
  • 返信が遅れたって、人間関係は終わらない!

「完璧」を「快適」に変えてみる。
それだけで、暮らしも心も、ぐんとラクになります🍃


「ネガティブ」を否定しない。“見る”だけでOK

「また落ち込んでる自分、イヤだな…」
「ネガティブな感情が出てきたらダメなのかな…」

そんな風に、自分の“感情”をジャッジしていませんか?

実は、ネガティブな感情って「悪者」じゃないんです。

💭 不安 → 大事なことに気づかせてくれるサイン
💭 怒り → 自分の大切な価値観を守るためのエネルギー
💭 悲しみ → 優しさや思いやりに変わる源

感情には、ちゃんと意味があります。

でもそれを無理やり「ポジティブ変換」しようとすると、
かえって心が疲れちゃうんです。


✅まずは「見るだけ」でOK!

感情は、「消そう」とするほど強くなるもの。
だから、まずは「ただ見てあげる」だけで十分。

たとえばこんなふうに👇

🌧「あ、今わたし、不安なんだなぁ」
🔥「イライラしてる自分がいるな」
💧「悲しみの波がきてるなぁ…」

まるで空に浮かぶ雲を見つめるように、
ただ「感情を見ている自分」に気づくこと。

それだけで、感情との“距離”が生まれて、
グルグル巻きにされなくなっていきます。


💡「ゆるめる」ことが“はじまりの一歩”

  • 完璧じゃなくていい
  • ネガティブでもいい
  • 今の自分でも、大丈夫

思考のクセを手放すって、
「すべてを変える」ことじゃなくて、
「ちょっと緩めてみる」「まぁいっかと許す」ことから始まります。

「私、今日ちょっとがんばりすぎたな」
そんな風に気づけたとき、もうあなたは変わりはじめています✨

まとめ

思考のクセは、知らず知らずのうちにかけていた「メガネ」のようなもの。
そのレンズがネガティブ色なら、どんな出来事も暗く見えてしまいます。

でも、そのメガネに気づくことができたら——
世界の色は、少しずつやわらかく変わり始めます。

「私、また白か黒かで決めつけてたかも」
「いま、思い込みのフィルターかかってたな」

そんなふうに“自分の思考”を見つめる力が育ってくると、
心も自然と整っていき、ぐるぐる思考から少しずつ自由になっていけます。

まずは、自分の中の“つぶやき”に耳を澄ませてみましょう。
そして、「その考え、本当に事実かな?」と、そっと問いかけてみてください。

今日から、あなたの心に「落ち着き」と「余白」が育ち始めます🌿

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